セットアップ

整えの哲学

雨の日は、整えられない日?す

お気に入りの白いレザーシューズがある。つま先のフォルムも、革の質感も、歩いたときの音まで好きだ。だけど、雨の日は絶対に履きたくない。水滴がしみるのも嫌だし、濡れてヨレた靴を見ると、心までぐしゃっとなる。だから、雨の日はニューバランスのゴアテ...
整えの哲学

見えないところから、整えてみる|僕がグレーのパンツをやめた日

無地グレーのパンツが“普通”だった頃ずっと、ユニクロのグレーの無地トランクスばかりを履いていた。 特に疑問もなかった。 下着なんて誰にも見えないし、どうでもいいと思っていた。 息子のパンツと間違えないように、全部グレーで揃えていた。 機能重...
整えの哲学

崩れそうな朝、僕を支えたのは“整えた服”だった

睡眠は整わなくても、服なら整えられる僕は不眠症で、毎晩薬を飲んでいる。朝起きるのがつらいのは、もう慣れたことだ。アラームは鳴っても、頭がぼんやりしていて、「今日はもう休んでもいいかも」って気持ちが先に立つ。それでも起き上がって、鏡の前に立つ...
整えの哲学

抜け感は“整えの中にある余白”──藤井風に学ぶ、力の抜けた美学

抜け感は、“整えの中にある余白”「抜け感」──最近よく聞くこの言葉は、整えた中にある“ゆるさ”や“余白”のこと。きちんとしているのに、どこか息が抜けている。そんなスタイルに、僕は惹かれる。ある日、YouTubeで藤井風のライブ映像を見ていた...
整えの哲学

地味で終わらせない|セットアップに差す、一滴の色気

整ったはずなのに、どこか物足りないセットアップを着る日が増えた。白Tに黒のパンツ、ジャケット。無彩色で揃えれば、外出前の不安も少ないし、「ちゃんとしてる人」に見える。だけどある日ふと、鏡の前の自分を見て思った。「……悪くはない。でも、どこか...
整えるということ

「何を着るか」より「どう在りたいか」──服は生き方を映す鏡

「整える」ことで、見えてきたもの「整える」という言葉には、服を揃えるという意味だけじゃなく、自分の気持ちや姿勢、時間の使い方まで“整えていく”という広がりがある。この数ヶ月、「服を整える」というテーマで書き続けてきた。白Tを選ぶこと、セット...
芸能人セットアップ分析

藤井風の私服セットアップを徹底分析|真似したい“脱力と品”のバランス

藤井風のセットアップスタイル分析|“脱力と品”の絶妙バランス妻はグク推しだけど、藤井風も好き。たまに一緒にAmazonプライムでライブ映像をみる。あの自由な感じ。音楽も、動きも、空気も、全部が“整ってないようで整ってる”。それが、すごくかっ...
芸能人セットアップ分析

グクの私服セットアップを徹底分析|真似したい“こなれ感”の作り方

仕事が終わったら、ソファーで漫画を読むのが至福の時間。その横で、妻はしょっちゅうBTSの動画を見ている。僕はK-POPにもBTSにも、これまで全く興味がなかった。でも、日常的にBTSの話をされると、自然と名前や顔を覚えてくるもので……。「グ...
セットアップ実践録

あの日のセットアップが、“ふつう”になった日

最初にあの紺のセットアップを着た日、鏡の中の自分が、少しだけ他人に見えた。「すげぇー、いいじゃん」って、思わず声が出た。白Tを合わせて、足元は白いスニーカー。肩の力が抜けたようでいて、背筋はちゃんと伸びていた。服って、こんなふうに気持ちを変...