藤井風のセットアップスタイル分析|“脱力と品”の絶妙バランス
妻はグク推しだけど、藤井風も好き。たまに一緒にAmazonプライムでライブ映像をみる。
あの自由な感じ。
音楽も、動きも、空気も、全部が“整ってないようで整ってる”。
それが、すごくかっこよかった。
そして気づいた。
「この人、セットアップの着こなしも自由なのに、品がある」
今回は、藤井風のセットアップスタイルを
“整え”の視点で読み解いてみたい。
🧑🎤 藤井風のファッションとは?
藤井風の服装には、
ジェンダーを超えたナチュラルさと、音楽家らしい“余白”がある。
セットアップにおいても、
- 着崩し感
- ノーブルな空気感
- ときに「着物的」なシルエット
──グクとはまったく違う美学が光っている。
✅ 藤井風のセットアップ、ここがすごい
1. 肩の力が抜けた“着物的シルエット”
風さんのセットアップは、ジャストサイズよりもゆったりとしたラインが特徴。
ドロップショルダー、ワイドパンツ、長め丈の羽織り系ジャケットなど、
日本人の体型や文化にも合うスタイルを意識しているように見える。
どこか着物のように“まとう”イメージ。
動いたときに服が揺れる余白がある=色気に繋がっている。
2. ナチュラル素材 × アースカラー
リネン、ウール、ツイル、ガーゼ系の素材。
色はベージュ、ブラウン、カーキ、生成り、ブラック。
つまり「自然の色」。
高級感ではなく“静かな品”を重視。
自分より服が目立たない、でも印象に残る。
そんな絶妙な立ち位置にある。
3. インナー&足元の“脱・フォーマル”
グクが白T×白スニーカーなら、
風さんはタンクトップ、バンドカラーシャツ、サンダルや裸足まで選択肢に入れてくる。
あくまで“音楽と一体化する服”。
スタイリングではなく、
「風を感じる人間性」の延長線にある。
💡 まとめ:藤井風のセットアップは“禅×ジャズ”
- グクのセットアップ=シンプルの中に洗練された完成形
- 藤井風のセットアップ=曖昧さの中に宿る余白と深み
つまり、
「セットアップ」という型に“崩し”と“静けさ”を与えた独自のスタイル。
かっこいい理由は、服装というより
「服と自分との距離感」にあるのかもしれない。